私の稼働にはどのくらいの燃料が必要?一日に必要なカロリー量

冬にも美味しいものがたくさんありましたが夏になってもそれは変わらず、秋になったらその量がさらに増えてしまい一年中美味しいもので溢れている今日この頃。
ついつい食べ過ぎてしまうことも多いですが…
私たちが健康的に暮らすためには、一体どのくらいのエネルギーを摂れば足りるのでしょうか?
今回はそんな「カロリー」についてお話していきたいと思います。
生きるためにはエネルギーが必要
私たちが毎日肌身離さず持ち歩いているスマホを動かすために電力が必要なように、何かを稼働させるためには燃料のような物が必要です。
生き物が活動するために必要なエネルギー源は主に「食料」で、私たち人間も食料を得ることで日々活動していくことができます。
ダイエットや健康系の話を見ていると「cal(カロリー)」という言葉を聞いたことがありませんか?
このカロリーはエネルギー(熱量)の単位で食品では「kcal(キロカロリー)」と表記されているのをよく見かけるかと思います。
1kcalという単位はとても小さく単位として用いるのには扱いにくいため、常用としては1calの1,000倍の「1kcal」が使われています。
1kcalと同じ意味合いで以前は「1Cal」と表記されることもありましたが、紛らわしいため「kcal」という単位で統一されていきました。
料理や食材のエネルギー量を指す際に「ご飯1杯 何カロリー?」などと話したりするのは、この「Cal」という単位を使っていたころの名残ではないかと言われています。
1日に必要なカロリーって?
男性(30~49歳):2,650kcal
男性(50~69歳):2,450kcal
男性(70歳以上):2,200kcal
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女性(30~49歳):2,000kcal
女性(50~69歳):1,900kcal
女性(70歳以上):1,750kcal
私たちが活動をするためにはエネルギーが必要ですが、1日に必要なエネルギーの量というものは一人一人違うものです。
例えばそれは「年齢」であったり、1日の活動量の違いなどで変化していきます。
厚生労働省などで定める「身体活動レベル」では一日の活動量によって「低い・ふつう・高い」の3種類に分けられており、「低い」は生活の大半が座り姿勢の方。
「ふつう」は座り姿勢中心だけど移動・家事・仕事などで立ったりもする方、「高い」になると立ち仕事の方やスポーツをやられている方などが対象です。
食品成分表によると身体活動レベル「ふつう」の方が1日に必要な摂取カロリーは年齢にもよりますが、男性が「2,200~2,650kcal」女性が「1,750~2,000kcal」となっていて年齢が上がると必要になるカロリーも減っていきます。
BMIって何?
BMI(体格指数)=体重kg ÷ (身長m)2
ダイエットや健康を意識した時に「BMI」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
このBMIは「Body Mass Index」の略で、肥満度を示す体格指数の事です。
体重を身長の2乗の数で割ることで計算することができ、基本的な標準体重としては「BMI 22.0」と言われています。
日本肥満学会ではBMI 18.5以上25.0未満を「普通体重」としていて、18.5未満を「やせ(瘦せている)」25.0以上を「肥満」と定めています。
BMIは健康管理をする際の指標として、簡単に計算して見ることができるので「最近の自分はどうだろう…」と気になったらぜひ一度計算してみてください。
最後に
今回は「カロリー」についてお話してみました。
カロリーという言葉は意外と身近なもので、コンビニで商品を買うだけでも見る機会がたくさんあります。
美味しいものが溢れている現代…
ついつい食べ過ぎてしまうことも多いですので、自分にとって必要なエネルギー量はどのくらいなのかを頭の片隅に置きながら食事をしていくのも健康のためには大切です。
あまり計算したことがなかったという方は、ぜひ一度自分の稼働に必要な燃料の量を計算してしてみてください。