夏になると見たくなる「蚊取り線香」の由来と豚型の線香立て

例年の夏よりも遥かに暑い日が続き、いつもの夏よりも少しずつ色々なものが違う季節となっていますね。
毎年うるさいくらい鳴いていたセミもあまり見かけず、夜中に睡眠妨害をしてくる蚊に出くわす機会も少ない…そんな不思議な夏です。

夏の風物詩というと色々ありますが、イラストなどでもよく見かけるところでいうと「蚊取り線香」なんかがあります。
今回は、そんな「蚊取り線香」のお話をしていきたいと思います。

夏の風物詩「蚊取り線香」

皆さんは ”蚊取り線香” を使ったことがありますか?

蚊取り線香は その名の通り「蚊を駆除」することを目的に使用されるもので、緑色でぐるぐると円を描いている何とも不思議なをしています。
渦巻き状の蚊取り線香の先端に火をつけることで小さな煙が上がっていき、広範囲に蚊取り線香の効果をもたらすことができます。

蚊取り線香の煙には、蚊に対しての「殺虫効果」「忌避効果」が含まれているので蚊の多い時期である夏のお供として使用されることが多いアイテムです。

蚊取り線香の歴史

蚊取り線香が誕生し始めたのは1888年(明治21年)。
殺虫剤・虫よけスプレーなどを販売している「大日本除虫菊株式会社(KINCHO)」の創設者である上山 英一郎が発明しました。
米国植物会社社長との種苗の交換の際に「除虫菊」の種を譲り受けたことから蚊取り線香の開発が始まりましたが、渦巻き状の蚊取り線香が作られるようになるまでの道のりは長いものであったようです。

平安時代頃から使用されていた「蚊遣り火(かやりび)」のような形で除虫菊の粉末を燃やして忌避剤にする方法から始まり、線香のように棒状に成形して使用するなど様々な試行錯誤を繰り返しましたが…安全面や燃焼時間の問題からなかなか実用化には至りませんでした。

現在のような渦巻き状の蚊取り線香の形が誕生したのは、1886年(明治19年)に除虫菊の種を譲り受けてから9年後の1895年(明治28年)。
上山 英一郎の妻 ゆきが「とぐろを巻く蛇」を見て思いついたものであると言われており、この発想から渦巻き状の蚊取り線香が発明され普及していきました。

渦巻き状の蚊取り線香は一度火をつけると7時間程燃焼し続け、長時間に渡って効果を発揮する点やかさばらず倒れる心配もないことから安全に使用できる蚊の忌避・駆除剤として現在も親しまれています。

<参考>
大日本除虫菊株式会社(KINCHO)-HP

 

蚊取り線香はどこに置く?

・蚊遣豚(かやりぶた)
・蚊取り線香皿
・蚊取り線香立て など

蚊取り線香を使用するときには、専用の台を使って設置することが多いです。
線香皿・線香立てなど様々な形があり、現在ではおしゃれなデザインのものもたくさんあります。
野外で活動するように腰に下げられるようになっているデザインのものもあるので、草刈りなどをする時に使用されている方もいらっしゃるかもしれませんね。

蚊取り線香置き場で一番に思い浮かぶのは「蚊遣豚(かやりぶた)」と呼ばれる豚の形をした陶器の蚊取り線香立てかと思います。

この蚊遣豚の由来には諸説ありますが…
筒状の容器を横向きにして蚊取り線香を使用していたところ、煙が出すぎてしまったために口を小さく改良して使ってみたらその姿が豚に似ており、そのイメージを元に製品化されていったというお話が残っています。

江戸時代の武家屋敷で発見された蚊取り線香立てには、徳利を横向きにして豚の形に見立てているような陶器も発見されているのだとか。
物が開発される裏には、何気ない思いつき・ひらめきのようなものだったりすることが多くて当時の人の気持ちを想像してみると面白いですね。

最後に

今回は「蚊取り線香」についてお話しました。
夏になると蚊取り線香のある景色が恋しくなりますね。
「火をつける」「殺虫・忌避成分を充満させる」という性質上、場所によっては使用できない事もありますのでご使用の際にはお気を付けください。

お問い合わせ

電話

電話でのお問い合わせ

受付時間 8:30~20:00(月曜除く)
メール

WEBからのお問い合わせ

無料見積もり・ご相談など24時間受付中

PAGE
TOP

LINEで質問!