田んぼに鮮やかな卵?稲を食害するジャンボタニシとは

涼しくなってくると活発だったものも少しずつ勢いを弱めて、様々なことが進みつつも少しだけ穏やかになるようなイメージのある秋。
人によっても過ごしやすい気候の秋には私たち以外の生き物も元気に生活しているので、外に出かけると出くわすこともありますね。

今回はそんな生き物たちの中から最近少し話題になった「ジャンボタニシ」という生き物についてお話していきたいと思います。

ピンクの卵を持つ「ジャンボタニシ」とは?

「ジャンボタニシ」という生き物を知っていますか?
正式には ”スクミリンゴガイ” と呼ばれている生き物で、カタツムリのように貝を被り長い触角を持っているのが特徴的な生き物です。

ジャンボタニシは南アメリカ原産で日本には台湾の方から持ち込まれたのが始まりだとか。
当初は「食用」として使用することを目的に持ち込まれたものでしたが、稲などの作物を食害してしまうことから要注意外来生物に指定されている生き物です。

以前はタニシと同じ科に分類されており “ジャンボタニシ” とも呼ばれていましたが、現在では「リンゴガイ科」に分類されタニシとは異なる生物として知られています。

成体になると大きさは「50~80mm」ほどなので、80mmの個体だと会計で使うレジのレシート用紙であるロール紙と同じくらいの大きさになりますね。
タニシ等のイメージを持ったまま出会うと大きさにビックリしてしまいそうです。

神経毒を持つ?「ピンク色の卵」

ジャンボタニシの卵は ”鮮やかなピンク色” をしています。
産卵は日暮れ~夜頃が多く、2~3ヵ月ほどで数千個の卵を産んでしまうのが恐ろしいところです。
卵は2週間ほどかけて孵化し、稲の苗・柔らかい草等を食べてしまいます。
ジャンボタニシは寒さに弱いため冬になると死んでしまうことが多いのですが、越冬に成功した個体のみ春から活動を再開することがあります。

ジャンボタニシの卵は小さな卵がブドウのように連なった形をしており、卵の内部には神経毒の成分が含まれています。
触るだけであれば人体に影響はないというお話がありますが、感染症・アレルギーなどの危険性も考えられるため農林水産省・各自治体では素手では触らないように注意を呼びかけています。

誤って触れてしまった場合には、目などには触れないように注意しながら触れてしまった部分をすぐに洗いながしましょう。
少しでも異常を感じたら早めに病院を受診するようにしてみてください。

卵の駆除

ジャンボタニシの卵は初めは鮮やかなピンク色をしており、孵化が近づくと黒色や白っぽい色に変化していきます。
卵を見つけたら手袋などをしっかり着用した状態でヘラなどを使って卵を水中に落としましょう。

ピンク色の状態の卵であれば水中では孵化ができないため、水中に落とすことで駆除が可能です。
黒から白っぽい色合いをした孵化が近づいた時期の卵は水中でも孵化することが可能なので、押し潰すなどして完全に駆除する必要があります。

<参考>
スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の防除対策について-多久市HP
スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の被害防止対策について-農林水産省

最後に

今回は「ジャンボタニシ」についてお話していきました。
ジャンボタニシは春から秋にかけて活動し、主に「4月~9月頃」に目撃情報が多くなっています。
※地域によっては10月頃に見かけることもあるようです。

稲であれば ”田植後 3週間” くらいの若い苗がターゲットになり食べられてしまうことが多いです。
苗の成長に伴いジャンボタニシの被害は少なくなっていきますが、植え付けをする季節には特に注意が必要です。

子供の頃は田んぼや川などに行くのが楽しく、虫などの生き物をよく見かけました。
大人ですら「アレはなんだろう…」と近づいてしまいたくなる見た目をしていますので、好奇心の塊の子供たちにとってはもっと興味深いものだと思います。
不用意に触れてしまわないように注意しつつ、もし触れてしまったら早めに洗浄したり医療機関を受診するようにしてみてください。

お問い合わせ

電話

電話でのお問い合わせ

受付時間 8:30~20:00(月曜除く)
メール

WEBからのお問い合わせ

無料見積もり・ご相談など24時間受付中

PAGE
TOP

LINEで質問!