寒い季節に「大根」これからの時期に食べたい大根の種類や旬

寒くなると美味しいのが温かい食べ物…
お鍋・おでん・ラーメンやお味噌汁なんかもホッとする味わいが素敵ですよね。
皆さんはどんな温かいご飯が好きですか?
体の芯から温まるようなご飯は本当に美味しくて、一日の疲れも吹っ飛ぶような幸せな気持ちになりますね。
今回はそんな冬のあったか料理で重宝する「大根」についてお話していきたいと思います。
大根とは?
「大根」といえば ”おでん” や ”煮物” などでも最高に美味しい食材で、豚の角煮・ぶり大根など肉・魚とも相性抜群な冬の野菜として知られていますね。
ふろふき大根にしてあっさり頂くのも素敵で…などと料理を想像するときりがなくてどんどんお腹が空いてきてしまう魅惑の食材です。
大根は「アブラナ科ダイコン属」というところに分類されている食材です。
その歴史は古く日本には「弥生時代頃」には既にあったというお話も残っていますが、一般的に広まったのは ”江戸時代頃” だと言われています。
現在は「大根(だいこん)」と呼ばれていますが、昔は春の七草でも知られる ”すずしろ” という名前で呼ばれていました。
大根は ”大きく成長した根” を持っていることから ”おおね” と呼ばれ「大根」という文字が当てられましたが、時代が進むにつれて読み方が変わり ”だいこん” と呼ばれるようになっていったのだそうですよ。
大根の種類
一年を通して栽培・収穫・出荷される。
上部は甘めなので生食、中間は煮物に向く。
下部は他の部位よりも辛めなので薬味向き。
生:上部(甘め) / 煮:中間 / 薬味:下部(辛め)
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▼三浦大根(みうらだいこん)
神奈川県の三浦半島で栽培されている。
煮物などに向いている。
生:辛味(強) / 煮:甘味(高)
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▼守口大根(もりぐちだいこん)
細長い見た目の大根でごぼうに似ている。
長さは2~3mほど。
辛味が強いので漬物用として使われている。
大根の種類は多く、100種類以上の大根があると言われています。
中でも一般的なのが「青首大根」と呼ばれる品種で、大根と言われて想像する大根といえばコレという感じの大根になっています。
スーパーなどでもよく売られていますね。
大根は地中で育ちますが、成長するに従って地上に顔を出してしまうことがあります。
土から出て陽に当たると当たった部分が緑色に変化していくのが面白い大根です。
子供では片手で持ちきれないほど適度に大きく太い青首大根は食べる位置によって “甘味” と “辛味” のバランスが変わるため、使用する料理によって使う部位を選んで使用することもあります。
葉に近い一番上は甘めなので「大根おろし」や「生」で頂いても美味しいですが、反対側にある大根の先端側の方は辛めになっているので “辛めの大根おろし” が食べたい場合には先端がおすすめです。
青首大根の中間部分は「煮物」等に向いているので、おでんや煮物などにすると美味しいですよ。
大根は青首大根以外にも色々とあって面白いのですが、守口大根という大根はゴボウのように細長い大根として有名です。
その長さは「2~3m」ほど。
本当に白いゴボウのように見える面白い大根なのですよ。
守口大根は繊維質で辛味が強めの大根なので、主に「漬物用」として使用されています。
最後に
今回は「大根」についてお話していきました。
大根の旬は ”12月~2月頃”
スーパーに出向けば一年中購入できますが…
これからの時期が旬の食材になっていますので、見つけた際にはぜひ購入して味わってみてください。
大根は、すりおろしてスープなどにすると体がとても温まります。
風邪などの時にも食べやすく暑いくらい温まりますので、雪なども増えてくる寒い冬を大根パワーで温かく乗り切っていきましょう。