年賀状今でも出していますか?年賀状に込められた想いと由来


年末に差し掛かり、そろそろ年末年始の準備に追われる時期となりました。
仕事納めの為にお仕事を頑張っている皆様もおられるかと思います。
さて、” 年末の準備 ”といえば大掃除・おせちの準備などいろいろありますが、「年賀状」の準備をされる方も多いのではないでしょうか?
年賀状…今でも準備してますか?
LineやSNSなどの普及に伴って、そのお手軽さからはがきに年賀状を作成しポストに投函するという方も少なくなって来ました。
年賀状とは?
年賀状とは、新年のご挨拶をしたためてお世話になった方々へお送りするお手紙です。
その歴史は古く平安時代だと言われています。
古くから新年のご挨拶をお手紙としてしたためる習慣があり、直接会うことができない遠方に住む方へ届けていたそうです。
車もバイクもない時代に、人の足などを使って遠方までお手紙を運んでいたんですね。
どうして年賀状を出すの?
その由来は「新年の挨拶回り」だと言われています。
新年になると親族やお世話になった方々に、1年の感謝の気持ちをお伝えするためにご挨拶に行くという習慣がありました。
1年は365日、365日あればたくさんの方と関わる機会があるかと思います。
大小はあれどお世話になった方々もいるのではないでしょうか?
今、皆さんが思い浮かべた方々に「今年1年お世話になりました」と伝えるための手段の一つとして使われているのが年賀状です。
文字に気持ちをしたためるという行為は不思議なもので、面と向かって話すよりも言葉を上手く伝えることができてしまうものだと私は思っています。
気持ち的な部分で面と向かっては話せない方や、遠方に住んでいるなどの物理的に面と向かって話せない方に1年分の思いを伝える手段としてとても大切にされていたものです。
年賀状は出した方が良い?

年賀状の形態は年々変化しており、必ずしも「はがき」という形で送らなければならないものということではなくなってきました。
SNSなどで新年のご挨拶をする方も多いのではないでしょうか?
私も子どもの頃は年賀状をはがきにしたためていましたが、最近ではSNSやLINEなどでささっと済ませてしまうことが多いです。
「年賀状」という形で必ずしも出す必要はないと思います。
一人一人の取り巻く環境により、お付き合いの中でご挨拶が必要な場面もあるかと思いますが、現代では個人の自由という部分が強くなってきたように感じます。
家族・友人関係などの気安い関係であれば、よりそういった個人の感情による部分が強いのではないかと思います。
ですが、人と関わって生きていく中で「挨拶」「感謝」を言葉として伝えることはとても大切なことです。
「おはよう」と言ったら「おはよう」と返してくれて、「ありがとう」と伝えれば必ず「ありがとう」が返ってきます。
これは、家族でも友人でもそうではない人でも同じです。
挨拶や感謝を伝えられただけでとても嬉しい気持ちになります。
面と向かって声をかけなくても直筆の文字でなくても、言葉として相手に伝えることが大切だと私は思います。
思いは実際に言葉にして伝えなければ、相手に伝わることはあまりありません。
普段は恥ずかしくて言えない思いも、1年の最後だからと自分を奮い立たせて思い切って言葉にして感謝を伝えてみてはいかがでしょうか?
そうすることで気づかなかった何かを知れたり、面白い発見もあるかもしれません。
新年の挨拶の為に送るスタンプを探したり、話すことを考えておくのも楽しいものです。
最近は忙しくて年賀状を出す機会が減ってしまったという方も、一息ついてぜひ大切な方に思いを綴ってみてください。