換気扇・レンジフードの違い

近年の戸建てはLDKの間取りも大きくかわり、キッチンに必要な換気扇やレンジフードも多様な機種が登場していますね。

60代よりご年配の方はキッチンにある換気のための設備のことを「レンジフード」と呼び、それより若い10代、20代の方は「換気扇」と呼ぶことが多いという統計が出ています。

そこで今回は年代により呼び方も変わる換気扇やレンジフードについてのお話しです。

換気扇の歴史

昔の日本の家にはもともと換気という概念は存在しませんでした。

高温多湿な夏の環境を基準に家が建てられていたため、吸湿性や通気性が高い木造建築だったことが、換気の概念がない最大な要因になっていると言われています。

現在のような密閉率の高い造りではなく、床も板張りや畳といった自然素材で、部屋との仕切りも障子やふすまが主流だったため風通しに優れた造りになっていました。

日本にいつから換気の設備が登場したかというと、大正時代に病院や工場など大きな建物で「排気扇」と言う名称で使われ始めたのが最初と言われています。

その後、昭和30年代に公団住宅などの集合住宅ブームが到来し、住宅の構造も木造からRC造(鉄筋コンクリート造)へと変化しました。

集合住宅のため住民との密接性が高まる中、RC造のため部屋の気密性も高まり、調理時の煙やトイレの臭気などが部屋にこもりやすく問題になり始めます。

そこで住宅の換気をするために、工場などて使われていた「排気扇」が「換気扇」という名前になって、各家庭に登場することになるのです。

換気扇とレンジフードの違いとは

各家庭に普及した「換気扇」とは、外壁に穴を開け直接排気するタイプで、扇風機のプロペラのようなファン(羽)を用います。

外壁に穴をあけ直接ファンを取り付け排気を行うため、集合住宅よりは戸建てに適しているようです。

「換気扇」の一番の魅力は、排気能力の高さと手入れのシンプルさ、そして設置における価格の安さと言えるでしょう。

しかし、近年人気のあるキッチンでの排気装置は「レンジフード」になります。

「レンジフード」とは、コンロなどの調理スペース上をカバーするフード(覆い)と、換気扇の組み合わせた排気装置のことをいい、フードがついているため調理中の煙や臭いなどを効率よく排気できるのが主な特徴です。

また、ファンに特徴があり今の主流であるシロッコファンと呼ばれる(縦型のハネが筒状に数十枚ついた)ファンを使い、ダクトと呼ばれる通気管を通って排気を行います。

「レンジフード」はダクトを使うため「換気扇」の場合と違い外壁にファンを設置する必要がありません。

つまり、キッチンを部屋の色々な場所に設置できる選択肢が増えるわけで、「レンジフード」の功績は大きいですね。

換気扇とレンジフードどちらがおすすめ?

電気代から考えると差はあまりないと言えるでしょう。

消費電力もメーカーでの違いはありますが、25W前後であり、「電気料金目安単価」である「27円/kWh」で計算した場合、1ヶ月24時間使い続けても500円ぐらいです。

そのため、そんなに高くはなく電気代に関して優劣をつけるほどの差はでないでしょう。(※省エネタイプを除く)

そこでおすすめの基準として

  • 調理スペースが壁に面している
  • コスト重視

この2点が当てはまるなら換気扇がおすすめです。

換気扇は壁に面していないと設置できないことや、設置にかかる初期コストがレンジフードに比べて安いことがあげられます。

また、レンジフードをおすすめする基準として

  • 家のスペースに余裕がある
  • デザイン性・快適性・機能性重視

上記2点が当てはまるならレンジフードがおすすめです。

大事な点として、レンジフードを取り付けるにあたりキッチン設置をする余裕のあるスペースが必要になります。

他に、洗練されたデザインや換気の性能などによる快適性、機能性を求めるならレンジフードがおすすめですね。

まとめ

レンジフードや換気扇の寿命はおよそ10年と言われています。

交換のサインは排気能力の低下や異音などで感知することができますが、故障なく長く使うためには、1年に1度ぐらいの定期的な清掃が必要です。

特に換気扇やその周辺などは油汚れが酷く、家の中でも面倒な掃除場所ランキングの1位ですので、大変ですが1年に1回キレイに清掃してあげて、家の中の空気を常に新鮮に保ちましょう。

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