爪・指の隙間洗ってますか?今見直したい正しい手洗い方法とアルコールの使い方

寒暖差が激しく体調を崩しやすい時期に加えて、インフルエンザやコロナなどの感染症もまた怖い時期になってきました。
手洗い・マスクなど、今日もしっかり対策していますか?
マスクは息苦しいしメイクも落ちてしまうので苦手ですが、それを少し我慢して着用するだけでちょっと安心感がありますね。
今回は、そんな感染症対策の中から「手洗い」と「アルコール」の使い方についてご紹介していきたいと思います。
手洗いは必要?
子どもの頃から「外から帰ったら手を洗う」「調理前・食事前には手を洗う」と先生やご両親から耳にたこができるほど聞いたことがある人も多いかと思います。
では、なぜ手洗いがそんなに重要なのでしょうか?
人の体の中には元々たくさんの細菌がいて、もちろん手にだってたくさんいます。
この元々いる菌は体に害があるというわけではなく、むしろ外から入る悪い菌を抑制し守ってくれる働きがあります。
手洗いで洗い流さなければいけないのは手に元々いる菌ではなく、扉に触れた時・トイレに行った時など人が行動することによって付着してしまったウイルスや細菌なんです。
なので、手洗いもやり過ぎには注意です。
几帳面な方は何度も綺麗にしてしまうかもしれませんが…
手洗いをし過ぎると、逆に手が荒れてしまい細菌などが入りやすくなってしまう可能性があります。
あまり神経質になりすぎずに、手が荒れない程度に「帰宅時」「調理前」「食事前」「トイレから帰って来た時」などを目安に手洗いをしてみてくださいね。
正しい手洗いをしよう
2. 石鹸を付けて泡立てる
3. 各部位ごとに細かく洗う
手のひら・手の甲・指の間・親指の間・爪・手首など
4. 流水で綺麗に石鹸を洗い流す
5. ペーパータオルやハンカチなどでしっかり水気を取る
6. アルコールを吹きかけ、全体にしっかりなじませる
流水で流す
手洗いをする時は、始めに簡単に手についた汚れを流します。
簡単に流せたら、石鹸を泡立てて手を丁寧に洗っていきましょう。
水の方が良いですが寒い時はツラいので、ぬるま湯で手洗いをするのがおすすめです。
高すぎる温度だと逆に手が荒れてしまうことがあるので、ぬるま湯程度にしてくださいね。
手の平・手の甲を洗う
まず、手の甲と手の平をすり合わせるように洗ったら、手の平の方で手を組むような形で指の間を洗っていきましょう。
手の平側から洗えたら、今度は手の甲の方から同じように洗っていきます。
ちなみに、この指の間と爪の周りが洗い残しが多いので、しっかり洗うのがおすすめです。
指の隙間を洗う
指の間を洗えたら、片方の手の親指をもう片方の手で掴むような形で持って「親指」と「人差し指の間」を洗いましょう。
片方の手が洗えたら、もう片方も忘れずに。
爪を洗う
最後に「爪」を洗いましょう。
手の平に爪を立てるような形で軽く左右に揺らして洗ったり、しっかり洗いたい時は100円均一などでも売っている爪ブラシを使うとより綺麗に洗えます。
洗い流す
全部綺麗になったら石鹸を綺麗に洗い流して、ペーパータオルやハンカチなどでしっかり水気を取っていきます。
ここできっちり水分を取るのがとても大切です。
手を拭くものは衛生面を考えたら使い捨てのペーパータオルが一番ですが、マメに交換するのであればタオルでも大丈夫です。
濡れたままのタオルを何日も放置したり、複数人で使うのはあまり良くないので気を付けてくださいね。
アルコールを吹きかける
手洗いが終わったら、キッチン用や手指消毒用アルコールなどで消毒します。
この時に水分が残っているとアルコールがしっかり付着せず効果が下がってしまったり、手が乾燥しやすくなってしまうので水分は残っていない状態にしておいてくださいね。
アルコールを手に取り、手洗いをした時と同じ要領で丁寧になじませていきます。
指の間や爪の間も丁寧にしておけば、もうばっちりです。
ここまですると…かなりガッツリ手が洗えますが、その分 手も乾燥しやすくなります。
アルコールは必要に応じて使うようにし、手が乾燥してしまった場合などはハンドクリームで保湿してくださいね。
新しい感染症が入ってきて、またより一層対策に力を入れたい時期になりました。
ぜひ、正しい手洗いをして寒い冬を乗り切っていきましょう。