雪解けとともに「ふきのとう」!美味しいふきのとうの選び方と下処理

春を告げるものはたくさんありますが…
そろそろ「山菜」という言葉が聞こえてきそうですね。
山菜は春に採れる植物ですが、どれも独特な風味があり天ぷらにすると最高です。
今回はそんな山菜の中でも「ふきのとう」についてお話していきたいと思います。
「ふきのとう」とは?
ふきのとうはフキの蕾部分のことで中央に蕾があり、その周囲を薄い葉が綺麗に覆っているのが特徴になっています。
全体的に緑色をしたとても可愛らしい山菜です。
このふきのとうが成長すると葉や茎が伸び、「フキ」と呼ばれる形になります。
育ったフキの茎のように見える部分は「葉柄(ようへい)」と呼ばれ、ここはあく抜きをして表面のすじを綺麗に向くことでとても美しい緑色になるんですよ。
山菜の中でも早くから採取することが出来るので、山菜採りをする時には一番最初に採り始める山菜かもしれませんね。
美味しい「ふきのとう」の選び方
・小さいもの
・瑞々しく張りがあるもの
ふきのとうは花のように開いている画像を見たことがある方も多いかもしれませんが、ふきのとうを選ぶ時は「蕾が開いていないもの」を選ぶのがおすすめです。
ふきのとうは独特な風味が特徴の山菜ですが、大きく蕾が開いているものを選ぶと苦み・えぐみが強いです。
苦みが苦手な方は、小さめで蕾がきゅっとしまっていて新鮮なものを選ぶようにしてみてください。
ふきのとうの下処理
①根元を切る
②茶色くなった葉などを取る
③水にさらしてよく洗う
※天ぷらにする場合には、水気をしっかりとってから使用する!
①お湯1Lを沸騰させて、重曹または塩を小さじ1入れる
②ふきのとうを加えて3~4分茹でる
③冷水にさらす
ふきのとうには肝毒性の強い成分が含まれているため、煮物やお浸しなどにして食べる場合には「あく抜き」が必要です。
ふきのとうの根元や傷んでいる葉を除去してよく洗ったら、お湯1Lに重曹か塩を小さじ1入れて3~4分茹でましょう。
茹で終わったら冷水にさらして冷まします。
※水にさらしている間にもあくが抜けていきます。
水にさらし終わったら、お浸しやふき味噌などのお料理に使用できますよ。
天ぷらにする場合にはあく抜きは必要ないですが、よく洗って傷んでいる葉などは除去しておくと美味しく食べることが出来ます。
下処理は大変ですが、ひと手間加えるだけで美味しく食べることが出来るのでしっかり下処理してから食べてみてください。
収穫時期
ふきのとうの旬は「2月~3月」です。
雪解けの遅い寒い地域では、5月くらいまで楽しめる場所もあります。
他の山菜よりも早めに始まってしまうので、ふきのとう狙いの場合には
早めに収穫するといいかもしれません。
山菜を取る場所は山が多いですが…山は「私有地」である場合も多いです。
入る場合には必ず確認を行い、必要な場合には許可を取るようにしましょう!
最後に
ふきのとうの花言葉は「愛嬌・待望・仲間」です。
小さくまとまった可愛らしい様子から愛嬌や仲間という意味がついているのだとか。
開いたふきのとうは食べごろではありませんが、本当にお花のようで可愛らしいんですよ。
山菜の時期になると山菜採りの話をよく聞きますね。
自然のものですから採りすぎたり、採り方を間違えると採れなくなってしまうこともあるそうです。
楽しいと採りすぎちゃうかもしれませんが、何事もほどほどが大切ですね。
ふきのとうは独特な香りがしますが、天ぷらにするととても美味しいです。
小さめなのを選べばほとんど苦みはないので、私も苦みは好きではないですが美味しく食べられています。
道の駅などの直売所に置いてあることもあるので、普段は食べないという方もぜひ挑戦してみてください。