お参りの準備してますか?3月18日は春のお彼岸

夏には「お盆」がありますが、春には「お彼岸」という風習があります。
お休みではない方も多いので忘れてしまうことも多いですが、スーパーで売られているぼたもちを見て「はっ!!」と思い出した方もいるかと思います。
今回はそんな「春のお彼岸」についてお話していきます。
お彼岸とは?
お彼岸は、春(3月)と秋(9月)の年に2回あり、ご先祖を供養・偲ぶ風習です。
皆さんも一度はお花を持ってお墓参りをした経験がありませんか?
お墓参りというと夏にある「お盆」のイメージがありますが、お彼岸でもお墓参りをする風習があるんですよ。
お彼岸はいつ?
秋:前3日+秋分の日(1日)+後3日(合計 7日間)
お彼岸は「春分の日・秋分の日」を基準に、春分の日・秋分の日とその ”前後3日間” を足した期間になります。
春分の日だったら、春分の日の前3日間と春分の日・春分の日の後3日間を足した合計7日間が「春のお彼岸」と呼ばれます。
春のお彼岸:3月18日(金)~3月24日(木)まで
秋のお彼岸:9月20日(火)~9月26日(月)まで
2022年春のお彼岸は、3月18日(金)~3月24日(木)までで今週の金曜日からになっていますよ。
春と秋のお彼岸で何が違う?
秋のお彼岸:おはぎ(御萩) / 菊・ケイトウ・リンドウ など
お彼岸は春と秋の年2回ありますが、お供え物などが違うという点以外にはそこまで大きな違いはありません。
お彼岸のお供え物というと「おはぎ」と「ぼたもち」が有名です。
炊いたお米を潰して整形し餡子をまとわせた食べ物で、この時期の風物詩のような食べ物ですね。
おはぎとぼたもちは「作る時期」によって名前が変わっています。
春のお彼岸に作るものは春の花である「牡丹」から牡丹餅(ぼたもち)、秋のお彼岸には秋の花である「萩」から御萩(おはぎ)と呼ばれているというお話が伝わっています。
以前は、ぼたもちが「こしあん」でおはぎが「粒あん」という違いもありましたが、現代ではどちらの餡のものもスーパーなどでよく見かけるようになりました。
元々は、春のお彼岸の牡丹餅に使う餡用の小豆が昨年の秋に収穫したものだったため、皮が固く扱いにくいことから「こしあん」にして使用されていました。
反対に秋のお彼岸に使う餡の小豆は、収穫したばかりで柔らかいことから「粒あん」としてそのまま使用していたのだそうですよ。
昔ならではの生活の工夫が今でも残っているのは面白いですね。
お彼岸にお供えするお花は「故人の好きなお花」や「時期のお花」が好まれますが、菊やユリなどはお供えのお花としてよく使用されています。
最後に
今回は「お彼岸」についてお話しました。
お盆にはお盆休みというものがありますが、お彼岸はお休みではないので気づいたら通り過ぎてしまっていることも多いです。
私は、ぼたもち食べたさ故に覚えていたりしますが、皆さんはどうでしょうか?
「おはぎ」や「ぼたもち」も色々な形態があり、お餅っぽいのもあればご飯感が強いものもあって餡子の甘さも様々です。
意外と簡単に作れるので、時期になったら自分で作ってみると自分好みの甘さのぼたもちが作れて楽しいですよ。
もしお休みがちょうど取れたら ぜひ「ぼたもち」を作って、休憩がてらたまにはゆっくりお墓参りをしてみるのもいいかもしれませんね。