地震対策には「家具の固定」が大切?退路を確保するために考えたいこと

先日の地震、皆さんのお家の家具は大丈夫だったでしょうか?
テレビや時計が倒れたり、棚の上に置いてあったものが散乱してしまった方も多いかと思います。
今回は、地震の前に対策したい「家具の固定」についてお話していきます。
実は怖い家具の転倒
地震で家が揺れると「家が倒壊するのでは?」と焦ってしまいますが、日本の家は地震に強い作りになっていることが多いです。
日本は地震大国であり、何度も大規模な地震を経験してきました。
震災での出来事を踏まえて法改正が行われたことも何度もあるんですよ。
建てられた時期・土地によって地震に対する強度は変わりますが、日本で地震が起きた時の怪我の半分は「家具」の転倒・落下になります。
タンスや食器棚が倒れて逃げ道を塞がれたり、棚から落ちた食器などで怪我をすることも多いです。
地震でテレビなどが倒れたことがある経験をした方もいるのではないでしょうか?
住まいを探す時には家の構造を知ることも大切ですが、日々の生活の中で物の配置に気を付ける事も防災には大切なことなんですよ。
家具配置時に考えたいこと
◇寝室・廊下に倒れる家具を置かない
◇どんな風に倒れるか想像する
◇倒れそうな家具は固定する
今、皆さんのお部屋はどんな感じの家具配置になっているでしょうか?
もし地震が起きたとしたら、どのように倒れどのようにものが散乱するのかを想像してみてください。
地震が起きた時に怖いのは退路を塞がれることです。
物はなるべく置き過ぎず、逃げ道を確保するだけの空間があるかを確認しながら物を配置しておくと安心ですよ。
ドアが開閉するタイプの棚は地震が起きた時に開いてしまい、中身が散乱してしまう場合があります。
簡単に開閉しない様に対策したり、あまり高い位置の棚に危ない物をしまわない様に注意しましょう。
家具の上の空間は、つい物を置きたくなりますが地震があった時に簡単に床に散乱してしまいます。
出来るだけ家具の上に物は置かずに、置く場合には動かない様に対策することが大切です。
家具を固定するには?
・L型金具
・耐震シート
・とめ金
・ベルト式器具
・すべり止めを付ける
・キャスターをロック など
家具の固定には、固定する家具によって様々なものがあります。
タンスなどの大型の家具であれば「ポール式器具」や「L型金具」などを使ってしっかり固定しましょう。
固定しても問題ない場合には、L型金具を使ってねじ止めをしてしまうとしっかり固定することが出来ます。
細かい家具などは、耐震シートなどの粘着シートを使うと動きにくくなります。
食器棚や本棚などは、とめ金やベルト式器具などでものが散乱しない様に固定しておくと安心です。
キャスター付きの家具であればキャスターをロックしたり、椅子や机にすべり止めを付けるだけでも家具の動きをかなり減らすことが出来ますよ。
自分のお部屋のインテリア・状況に合わせて色や固定方法を変えてみるといいかもしれません。
最後に
大掃除で減らした方もいるかもしれませんが、家具も物も気づくと増えてしまっていることが多いです。
ぜひ、この機会に一度お部屋を見渡して「いるもの・いらないもの」を確認してみてはいかがでしょうか?
お部屋のお掃除をすると気持ちがいいもので気分も晴れやかになることが多いです。
地震対策をしつつ、ついでにお部屋も綺麗にして気持ち良く安全に過ごしてみてください。